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評価:
ワーナー・ホーム・ビデオ
¥ 1,639
(2000-04-21)
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スタンリー・キューブリック、死んじゃいましたね。
「現金に体を張れ」から「フルメタル・ジャケット」まで、全ての作品を深く愛してきたわたしにとって、「アイズ・ワイド・シャット」は待ちに待った作品だったけど、見終わってすごく複雑な気持ち。
内容についてはきっとテーマはSex&Loveなんだろうけど、考えるほどに言い表せない気がして書けないけど、正直、決して今までの作品のように楽しめる映画じゃなかった。
なんだか哀しいな。
言いたいことは深くて考えさせられるんだけど理解するにはたくさんの想像力を必要としてしまって、それは映画を娯楽としてとらえる枠では観る者にかかる比重が大きすぎると感じました。
わたしが今までの作品を観ていたから、解ろう、楽しもうと試みたけど飛び込みで見に来たらつまらないと言っちゃうんじゃないかな?切ないけどね。これが遺作だなんて・・・もっと観たかったのに・・・
この映画を観て一番思ったのが、きっとキューブリックはお尻フェチだったんじゃないかってこと。
お尻の形にこだわった撮りかたが多くて、ヒップ、ヒップ、ヒーップ!ってうんざりするほど(笑)。
それもちょっと熟した裸体。
お尻フェチにはおすすめ(笑)。
なんだかんだ言いつつ、やっぱり映像の色使い、カット割りなどカメラマン出身だけに絵へのこだわりは素晴らしい!
なんで死んじゃったのー!?
『アイズ ワイド シャット』(Eyes Wide Shut)は、1999年製作の映画。スタンリー・キューブリック監督の遺作となった。原作はアルトゥール・シュニッツラーの『夢小説』(1926年)。
アメリカでは本作にある性的シーンによってNC-17(成人映画扱い)に指定されている。また日本でもR-18(同じく成人映画扱い)に指定されている。
主演の2人に加え、結果的に監督の遺作となったという話題性も上乗せされて、7月以降のロードショーでは世界的なヒット作となった。
タイトルの Eyes Wide Shut は、英語の常套句 "(with) eyes wide open"(大きく見開いた目)をもじった、一種のナンセンスである。